第三回 收星之旅(3-2)
  九天玄nVが剣を取って説明する。    「こちらの追魔剣は、取り凭いた神仙妖魔を追い出す力があります。追い出すのみで、退治する霊力はありません」    次いでliuhe慧nVが镜を取る。    「これは朔望镜といい、朔月镜と望月镜の一対になってます。天界の戸籍表と连动しているので、これで映せば魔星の有无が分かります。また、一方通行ですが、朔月镜から望月镜へと、ものを転送することができます」    张天师が覗き込んで言った。    「路费や食料を渡すのに使えますな」    だが英贞童nVが首を振る。    「いえ。これは、魔星を移动させるのに使ってもらおうと思っています。追い出した魔星を手元に置きながら旅を続けるのは无理ですから、こちらに収星、つまり管理していただきたいのです」    「は?こちらに、管理?いや、闻き违いましたかな」    张天师が嫌そうな顔をする。    英贞童nVが、恭しく拝礼した。    「荒くれ者の魔星を管理できる者は、天界にもおりません。ですが、西王母娘々が言われたのです。竜虎山の张天师ならば法力は无双、うまく取りまとめられるでしょうと」    「なんと。他人任せにも程がある。竜虎山を留置场とでもお思いか」    怒り出した张天师を、英贞童nVが手でなだめた。    「胜手を言っているのは承知しております。一〇八星が揃いましたら、天界に连れ帰り、裁きを受けさせます。ですから、どうかお闻き届けください」